全力全壊!Labelflash™Breaker!! [気になったこと]
先日やむなく購入するハメになったDVR-A15J。
DVD各種、RAMの書き込みに対応する他、
優れた静音にも特徴を持つDVDマルチドライブ。
色々と付加価値もあるなかで、とりわけ異彩を放つのが、
Labelflash™に対応しているコト。
簡単に言うと、DVDドライブが備えるレーザーで焼く(色素を変化させる)能力を、
ディスク表面に絵を描くことに利用してしまおうという技術。
CD-RやDVD-Rにデータを書き込むと、
焼いた部分の色が、焼いてない部分と違うでしょ?アレ。
あれを細かく制御して濃淡をつけて絵にしてしまう。
もうだいぶ前に世に出た技術だけど、普及度はイマイチ。
この手の拡張技術は成功例を探すほうが難しいんじゃないだろうか。
対応ドライブと対応ディスクを用意しなければならない上に、
どれほど必要かって言われると、さほど必要ではない技術だからね。
だから、発表された当時、若干興味はあったものの、
それだけのためにDVDドライブを買い換えようとは思わなかった。
今回、買い換えたドライブにたまたま付いていた機能ということで、
ものは試しと、さっそく焼いてみた!
…と、その前に対応メディアを買わなければならない。
現時点で、対応ドライブはいくつかのメーカーからそこそこ発売されているものの、
対応メディアは規格提唱元である富士フイルムからしか出ていない。
(OEMでIO DATAブランドも有り)
Amazonで五枚入りを1096円で買う。
これはこの製品としてはかなり安い方だが…DVD-Rとしてみると高いなぁ。
バルクで買うから普通は。
で、まぁ能書きは後回しで実物はこちら↓
1番目が対応メディアの表面に描いたもの。
2番目は記録面に描いたもの。
実はLabelflash™を使って普通のDVD-Rの記録面にも絵が描ける。(CD-R不可)
もちろん、焼いてしまうわけなので何も記録出来なくなる。本末転倒。
まぁ、何かデータを記録したあと、余った外周部数ミリとかに紋様でも描けば良いのでは?
下の二つは表面一部拡大。
絵はらき☆すた。
さて。
なかなか良い結果だと思う。
解像度も高めで、細かく描き込んだ絵でも再現できそう。
今回、選んだ絵の特性で少し平板になってしまったけど、
コントラストを高くした絵や、アルファチャネルを活用すれば、
焼いてない生の部分、濃い紺色との対比でメリハリある絵にできそう。
実物は若干絵が見えづらいものの、紺の単色&金属反射でプレミアム感はある。
デザイン次第で市販DVDよりも高級に見えるかもしれない。
記録面に描いた方は、コントラスト比が劣るのでさらに見づらい。
スキャナ画像はかなり見えてるけど。
先述したように、余った外周部にかっこいい模様でも刻めばよいのではなかろうか。
…
ただなぁ。
DVDドライブというものはディスク一枚焼くごとに寿命が削れる。
非公式な噂によると、100枚、200枚焼くと寿命が来るとか来ないとか。
もちろん、ドライブの種類や使い方によって大きく差が出るものの、
パソコンのパーツの中でも屈指の消耗品であることは間違いない。
その消耗品をこんな趣味嗜好の行為で消耗させられるか否か。
絵にもよるが、一枚あたり数分~20分くらい焼き時間かかるわけで。
ちょっと普段使いは難しいかなぁ。
少なくとも公式サイトで提唱されているような、
データのバックアップに使って、焼いたファイル名を表面に描いておく…なんて、
そんな贅沢は出来ないなぁ。
そう、自分のためだけという用途にしてはコストがかかりすぎる。
人に渡すモノとか、人に自慢する用とか、
ちょっと気合いを入れたい用途向けだなぁ。
おひさです!
いろいろがんばってますね!
MHFの猟団ブログを作りました
もしよかったら覗いてください~
http://teu7864.blog102.fc2.com/
by 猫 (2007-12-12 13:44)
みっくみくにしてやんよ
by TAL.0 (2007-12-13 13:07)