13年前のアリス [どうでもいい話]
こんなものが届く。
『アリスの館4・5・6』。
アリスソフトが1997年12月に発売した、エロゲ短編集のようなもの。
約13年前ってことになるのか。
中古で600円だった。
動作する必須環境がなんか泣ける。
CPUがPentium(ⅡでもⅢでも4でもない)100MHz、
メモリが16MB、
HDDはWindowsのスワップまで気にかけて200MB、
画面は最大で6万色の800x600と。
確か1997年に生まれて初めてパソコンを購入したとき、
PentiumⅡ266MHz・メモリ32MB・HDD3GBだったハズだから、
当時もエロゲはロースペックで動くことが大事だったんだね。
きっと5インチFDD数十枚とかで販売されていた時もそうなんだろう。
なんで突然こんな大昔のエロゲを購入したのか。
ちょっとだけ複雑な経路をたどる。
17日のアキバBlogにて、
アリスソフト「大帝国」 貧乳(ほぼ)全裸ニーソの実サイズ見本
という記事を見かける。
ああ、大悪司とかのシリーズ新作が出るのかぁ知らんかったなぁ…などと思いつつ、
うーわ、なんだこのシーツ!オレに死ねと言っているのかドチクショウと悪態をつきつつ、
そういえばアリスソフトってホントに息の長い会社だなぁとふと感慨に浸ってしまったわけだ。
そしてアリスソフトという存在を思い出すと必ず一緒に脳に蘇るが、
学生の頃に1人の男の人生を狂わせてしまった、オレのジョーク。
当時、オレは友達に借りたアリスソフトのゲーム内CGをパソコンの壁紙にしていた。
といっても18禁CGではなく、非18禁CG。
『人間狩り』(c)アリスソフト
この画像の台詞枠とか邪魔な部分を切り取って拡大表示していたんだね。
うん、これはかなり恥ずかしい行為だね。
認めたくないものだな、自分自身の若さ故の過ちというものを。
まぁともかく。
その壁紙を遊びにきていた友人が見て、
「これはキミが描いたの?」
と聞いてきたので、
「ああ!1ドット、1ドットなッ…!」
とニヤリと笑いながら答えたわけですよ。
これ、完璧に、100%、ジョークのつもりだったんです。
当時のグラフィックス作成の環境はまったくわからないけども、
どう考えても16bit色で、このサイズの絵をドット打ちするわけがないでしょう?
いったい何百時間かかるんだって話ですよ。
しかし何を間違ったか、それとも素直に育ったことを恨むべきか、
かの友人は頭からソレを信じてしまい、
絵描きとしての道を諦め、3DCG作家へと転向することになったという…
(一部誇張表現が含まれます)
ま、少なくともしばらくの間は信じてしまったのはホントらしい。
確かにギャグを言ったつもりなのに反応が薄かったけど…スベったもんだとばかり。
まぁでも3DCGで成果を出しているのだから、むしろ良かったんじゃないんですかね?
ええ、ごめんなさい。
そんな思い出に浸っていたとき、そういえば壁紙にしていたあのゲーム、
なんてタイトルだっけ?アリスソフトであることは間違いないけど…
と調べ始めてしまったのが運の尽き。
本家アリスソフトサイトには古すぎて載っていないので、
Wikipediaだのを駆使してようやくたどり着いたのが、
今日届いた『アリスの館4・5・6』の中の『人間狩り』だったわけ。
別にいまさら買わなくても良いんじゃないかという話だけど、
実はこの中には3年後に単品で発売されることになる『アトラク=ナクア』も同梱されていて、
上記の友人の(騙された3年後に)お気に入り作品だったということも思い出したのと、
600円という低価格だったこともあって、ふと買ってしまったのだ。
…
パッケージ中の冊子に描かれてる絵柄とか見ると、
時代を感じてちょっと泣けますねぇ。
システム3.5の開発キットが付属してるのでなんか作りますか!
Win95用だけど!
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